中日松坂、1軍復帰へ準備OK 6回2失点も最多108球 首脳陣から「言われれば…」

ウエスタン・リーグ広島戦に先発した中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】
ウエスタン・リーグ広島戦に先発した中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】

3度目の実戦マウンドで最多108球、6回続投は「行かせてもらえるなら、と」

 中日の松坂大輔投手が21日、ナゴヤ球場でのウエスタン・リーグ広島戦に先発し、6回を投げて7安打1失点と好投した。復帰後最多となる108球を投げ、降板後は「今日はもう序盤から体に力も入らないというか、全体的にどうにもならないなと思いながら投げていました。若い時から悪い時にどう抑えるかを考えてやってきたので、そういう意味では1番いい試合だったかもしれない」と語った。

 3度目の実戦マウンドに上がった松坂。初回2死一、二塁の場面を切り抜けると、2回には1死からドラ1根尾の失策を皮切りに2死満塁のピンチを招いた。ただ、ここも庄司を外角一杯へのスライダーで見逃し三振。窮地を脱した。

 3回に先制点を奪われた。先頭の小窪にこの日2つ目となる死球を与えると、1死から坂倉、サンタナ、正隋に3連打を浴びて1点を失った。4回はこの日初めて3者凡退に。5回にはサンタナに中前安打を許して2点目を失った。

 松坂は5回を終えて97球に達していたが、「体の感じを聞かれたので、いけますと。いかせてもらえるなら行きたいです」と、6回も続投。羽月を遊ゴロ、永井を投ゴロ、大盛を左飛に切って3者凡退とし、その直後の打席で代打を送られた。

 復帰後最長となる6回107球を投げて7安打2失点。「5回終わって98球。100球前後と考えていましたけど、100球超えたいというのがあったのでいきました」と初めて100球を超えたことへの手応えを語った松坂。「僕としては(首脳陣に1軍と)言われれば(いけます)。言われなければ、来週(2軍で)投げると思いますけど」と語り、自身の中での1軍復帰への準備は整ったとしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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