米少年野球で起きた大人たちの大乱闘 13歳の審判は「7歳の子たちが心配だった」
13歳の審判が地元メディアに語る、警告を出したら大人たちがさらに興奮!?
今月15日(日本時間16日)にコロラド州レイクウッドで行われた少年野球の試合で、コーチや親が13歳の審判の判定に激怒し、大乱闘劇を起こすという事件があった。デンバーの地元紙「デンバー・ポスト」が伝えて大きな話題となっていたが、当事者となった13歳の少年が地元メディアの取材に応じ、乱闘のきっかけについて語っている。
「デンバー・ポスト」が「レイクウッドで行われた子供の野球の試合で大人が乱闘、警察は暴行容疑者を捜索中」と見出しを付けて報じた乱闘劇。大人同士が殴る蹴るの暴行を行い、後ろから頭部を殴り倒す者もいた。これには警察も動き、後ろから殴りかかった男を特定するため事件の一部始終を動画で公開。暴行罪を視野に“犯人”を探していると伝えられていた。
心配されたのは、審判を務めていた13歳の少年。何の責任もないものの、自らのジャッジがきっかけで乱闘になってしまったことは確か。怪我はなかったと報じられていたが、愚かな大人の行為でショックを受けてもおかしくないと思われていた。ただ、自分のことよりも試合をしていた7歳の子供たちが心配だったと語っている。
地元メディア「9news.com」は「13歳の審判が少年野球の試合で親たちの乱闘のきっかけについて語る」とのタイトルでレポート。13歳の少年、ジョシュ・コルドバ君について「野球が大好きで、自分がプレーしない時は、審判を務めながら年下の子供たちに教えている」と紹介し、当時の状況について振り返っている。
記事では「その試合で、乱暴な言葉の使用により、彼は両サイドに警告を出した」と言及。これがきっかけで乱闘が発生したという。コルドバ君は「カオス状態で、僕も怖かったけど、その時フィールドにいた7歳の子たちのことも心配だった。少年野球で乱闘が起こるなんて思っていなかった」とコメントしている。現場は乱闘前からかなり熱くなっていたようで、本人は「皆に警告を出すことで落ち着き、どれほどバカらしく振舞っていたか気づいてくれると思ったけど……そうじゃなかったよ」と振り返っている。