痛烈ファウルが女性客の額に直撃…ド軍ベリンジャー沈鬱、球場騒然
女性は患部をアイシングも打球直撃15分後に病院へ搬送された
■ドジャース 6-3 ロッキーズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
23日(日本時間24日)にドジャースタジアムで行われたドジャース対ロッキーズ戦で、ドジャースのコーディ・ベリンジャー外野手の放ったファウルボールが観客の女性に直撃する痛ましいアクシデントが起きた。女性は病院に搬送され、ベリンジャーも心を痛める事態に発展した。
0-1で迎えた初回2死一塁の場面だった。ベリンジャーは内角に沈む変化球にバットをうまく合わせたが、強烈なライナーは一塁スタンドへ。打球の行方を心配そうに覗き込んだが、打球は一塁側ダグアウト近くの内野席の若い女性を直撃してしまった。ベリンジャーは申し訳なさそうにヘルメットを左手で押さえながら、沈鬱な表情を浮かべていた。そして、ヘルメットを脱ぐと、客席に心配そうな視線を送り続けた。試合は中断。アクシデントに球場は騒然だった。
米メディア「ヤフー・スポーツ」などの報道によると、女性はスタジアムのダグアウト裏の保護ネットからわずかに離れた前から4列目の座席だったという。打球の直撃を受けた額をアイスパックで冷やしていた女性だが、打球直撃から15分後に病院に搬送されたという。
イニング間にベリンジャーも怪我の状態を確認するために声をかけるなど、選手も心配していたが、ドジャースタジアムでは昨年8月に79歳の女性がファウルボールの直撃で亡くなる事故が発生したばかり。今年の5月29日には、カブスのアルバート・アルモラJr.内野手がアストロズ戦で放った痛烈なライナーのファウルボールが、観戦中の4歳の少女に直撃するアクシデントが起きていた。
米メディアや選手からはスタジアムの保護ネット拡大を求める声が高まりを見せていた矢先の新たなアクシデントとなった。
(Full-Count編集部)