交流戦人気はまだまだ続く? 9球団の平均観客動員数がシーズン全体を上回る
阪神、楽天、ロッテを除く9球団で、交流戦の平均観客動員が、シーズン全体の観客動員を上回る
12球団のうち阪神、楽天、ロッテを除く9球団で、交流戦の平均観客動員が、シーズン全体の観客動員を上回っている。阪神と楽天は、それぞれ1試合、客席数の少ない地方球場での試合が含まれているから、それを加味すれば、ほとんどの球団で、交流戦の観客動員が、シーズンの平均観客動員を上回っていることになる。
セ・リーグでは巨人、中日、ヤクルト、パ・リーグでは西武の観客動員がシーズン平均を大きく上回っている。この背景には、15年が経過して交流戦が野球ファンの間に定着したことがあるだろう。各球団のファンは、普段はいくことがない別のリーグの本拠地に行くことを楽しみにしているものと思われる。
各球団ともに、交流戦ではオリジナルのグッズを販売したり、スペシャルイベントを行うなど「お祭り気分」を盛り上げている。そういう施策も功を奏しているといえるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)