両軍入り乱れる乱闘劇 プイグへの死球、米専門家の見解は「わざとぶつけた」
ストロップのボールは、3ボールで打つ気のないプイグの左太ももに直撃
■カブス 6-0 レッズ(日本時間30日・シンシナティ)
29日(日本時間30日)の本拠地カブス戦で、レッズのヤシエル・プイグ外野手が、両軍入り乱れる乱闘劇を引き起こした。
プイグが激昂したのは、5点を追う8回の打席だった。2死二塁で打席に入ると、カウントは3ボールに。4球目、プイグは打つ気を見せず打席にただ立っていたが、カブスのストロップのボールが左太ももに直撃する死球に。“故意”と受け取られても仕方ない1球にプイグの怒りが爆発した。
ストロップに対し、怒りをぶちまけて吠えると、ヘルメットを叩きつけ、さらにバットも放り投げた。両手を広げて声を荒げ、捕手のコントレラスの制止を振り切ってストロップに突進すると、両軍ベンチ、そしてブルペンから一斉に選手がなだれ込み、入り乱れる乱闘騒ぎとなった。
プイグが所属するレッズの本拠地シンシナティで試合を中継する「FOXスポーツ・オハイオ」で解説者を務めていたメジャー通算615試合登板を誇るジェフ・ブラントリー氏はこのストロップの1球を「私が思うに、わざとぶつけましたね」と“故意”だったと語った。
両軍が一斉に飛び出してくると、実況のトム・ブレンナマン氏は「ヤシエル・プイグを制止しようと両チームのダグアウトとブルペンからプレーヤーが出てきました。プイグはすでに今季1度、出場停止処分を受けています」と興奮気味に、乱闘劇を伝えていた。
(Full-Count編集部)