二刀流マッケイが打者デビュー 「オオタニ、僕の成功が子供たちを刺激する」
初登板初勝利から中1日で打者デビュー「これがやりたいことなんだ」
■レイズ 6-3 オリオールズ(日本時間2日・タンパ)
レイズのブレンダン・マッケイ投手は1日(日本時間2日)、本格的に二刀流をスタートさせた。本拠地・オリオールズ戦で「8番・指名打者」で先発出場。初登板初勝利から中1日での打者デビュー戦は4打数無安打に終わったが、地元紙「タンパベイ・タイムズ」から「ショウヘイ・オオタニの仲間入りをし、歴史を作った」と注目と集めた。
マッケイは6月29日(同30日)のレンジャーズ戦で投手としてメジャーデビュー。6回途中までパーフェクトに抑え、6回1安打無失点の快投でメジャー初登板初勝利を飾っていた。同紙は「素晴らしい投手デビュー後、ブレンダン・マッケイは打者として出場」と記事を掲載。「マッケイは土曜日に最初の16人をアウトにし、6回無失点で素晴らしい投手デビューを飾り、すさまじい第一印象を与えた。そして、現代の二刀流選手という大変限られたグループでショウヘイ・オオタニの仲間入りをし、歴史をつくった」と伝えている。
また、同紙はマッケイのコメントを紹介。「常に懐疑的な人たちがいて、二刀流は難しい、不可能だと言うんだ。だから、成功しなければ叩かれる」と苦悩を口にした上で、二刀流への並々ならぬ思いを打ち明けている。
「これがやりたいことなんだ。やりたいことなら、自分を信じて取り組み続け、向上しなければならない。明らかにどちらか片方に専念する方がいいと分かるまで、もしくはどちらか片方を選ばなければならない状況になるまでは続けたい」
「多くの子供たちが、複数の選手たちがやっているのを見て、今では両方やりたいと思っているだろう。オオタニの成功、願わくば僕の成功が子供たちを刺激するだろう。高校でやっているなら、大学でもやってみよう。大学で上手くやっているなら、球団にさせてもらおう、みたいな感じでね」
二刀流・マッケイは本格的にスタートしたばかり。同紙はキャッシュ監督が「球界の多くの賢い人たちがシーズンを通して最高のロースターにする方法を探している。両方できる二刀流がいるなら、それは大変特別なことだ。このレベルで打つのは難しい。投げるのも難しい。両方やって両方で成功するのは想像できないことだよ」と語ったことも紹介している。
昨季新人王に輝いた大谷のようにメジャーに旋風を巻き起こすことはできるか。マッケイの活躍に注目だ。
(Full-Count編集部)