大谷翔平、亡きスカッグスへ“代打弔い打” 名物解説感嘆「いかに勝負強いか」

45のワッペンを付け試合に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
45のワッペンを付け試合に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地レンジャーズ戦の8回に代打で技あり右前打 代打で2打席連続安打

■エンゼルス 9-4 レンジャーズ(日本時間3日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地レンジャーズ戦で7試合ぶりにベンチスタート。代打で登場し、前日1日(同2日)に27歳で急逝した同僚タイラー・スカッグス投手を追悼するヒットを放った。

 大谷は9-4と5点リードで迎えた8回、1死一塁でグッドウィンの代打で打席へ入り、左腕セントジョンと対戦。追い込まれたからファウルで粘り、9球目のスライダーを右手一本でライト前に運んだ。技ありの一打で2試合連続安打とした。

 主戦左腕スカッグスが遠征先のホテルで亡くなってから一夜。試合前には両軍が黙祷を捧げ、マウンド後方にはスカッグスの背番号45が刻まれた。さらにエンゼルスはスカッグスの背番号45のワッペンを付けて試合に臨むなど追悼ムードだった。地元放送局「FOXスポーツ・ウエスト」で実況を務めるビクター・ロハス氏、エンゼルスなどで通算132勝を挙げた解説のマーク・グビザ氏は、その一戦で快音を飛ばした大谷の勝負強さに目を細めた。

ロハス氏「ショウヘイがライトに引っ張りました。変化球を打ってヒットです」

グビザ氏「彼がいかに力強いかを示しています。腰を引き、手が後ろに下がっていましたが、それでもライトに打ちました。左腕に対し、かなり良い打撃をしています」

 今季は対左腕に対して54打数17安打の打率.314、2本塁打、10打点とした。代打では昨季19打数6安打の打率.316、2本塁打、4打点。今季は2戦連続代打安打で5打数2安打とし、1打席勝負でも力を発揮している。

(Full-Count編集部)

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