急逝のスカッグス投手とローテ支えたヒーニーも涙 「彼は本当に大事な存在」
エンゼルスはスカッグス投手に捧げる白星、カルフーンは「僕たちがお互いを支え合った日」
■エンゼルス 9-4 レンジャーズ(日本時間3日・アーリントン)
エンゼルスは2日(日本時間3日)の敵地レンジャーズ戦に9-4で勝利し、1日(同2日)に急死したタイラー・スカッグス投手に白星を捧げた。試合後には、選手たちがブラッド・オースマス監督とともに記者会見に出席。同じ先発左腕としてローテーションを支えてきたアンドリュー・ヒーニー投手は「彼は本当に大事な存在」と何度も声を詰まらせながら語った。
2009年のドラフト1巡目(全体40位)でエンゼルスに入団したスカッグス投手は、2010年にダイヤモンドバックスに移籍し、2012年にメジャーデビュー。2014年にエンゼルスに復帰すると、計83試合に先発した。一方、ヒーニーは2012年のドラフト1巡目(全体9位)でマーリンズに指名され、2014年にメジャーデビュー。同年オフにエンゼルスにトレードされ、翌2015年から計68試合に登板(66先発)。先発ローテを支えてきた2人は同い年でもあった。
試合後の記者会見で、トラウト、カルフーンに続いて記者の質問に答えたヒーニー。何度も声を詰まらせ、涙を拭いながら「彼は常に精いっぱい生きていた。他の皆を鼓舞しようとしていた。彼がいれば、その場(の雰囲気)が必ず明るかった。彼がいつも与えてくれた活力、そして前を向くこと。皆がこの先、それを恋しく思うことになる」と話した。トラウトが、涙を流すヒーニーの肩を抱く場面もあった。
ヒーニーはさらに「彼は僕たち全員にとって、本当に大事な存在。間違いなく僕のベストフレンド(親友)だった。彼を親友と呼ぶ人は、おそらく他にも100人はいるよ」とも言及。誰からも愛されたスカッグス投手の人柄について振り返った。
大きな悲しみに包まれる中、ユニホームの左胸にスカッグス投手の背番号「45」のワッペンをつけて試合に臨んだエンゼルスは、レンジャーズに逆転勝利。カルフーンは「今日はまさに、僕たちがお互いを支え合った日だった」と話した。今季の残り76試合も、エンゼルスの選手たちは支え合いながら白星を目指すことになる。
(Full-Count編集部)