左飛と思ったら…大谷の驚愕二塁打に敵地実況の元鷹左腕「投手には相当ダメージ」
8回先頭の左越え二塁打に実況の元鷹ニコースキー氏「外角低めの球を… 投手にとっては相当のダメージ」
■エンゼルス 6-2 レンジャーズ(日本時間4日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。二塁打2本を放ち、今季18度目のマルチ安打とした。8回先頭打者で放った打球の異次元の伸びに、敵地メディアは「レフトライナーだと思ったのに……」と脱帽している。
敵地メディアも驚く一撃だった。8回先頭で打席に立った大谷は1ボールから右腕バルデスの外角低めのツーシームに長い腕を伸ばした。
グングンと伸びる打球は必死に追う左翼手カルフーンの頭上を越える。敵地テキサスで中継しているテレビ局「FOXスポーツ・サウスウエスト」の実況を務めている、ソフトバンクなどでプレーしたCJ・ニコースキー元投手は「ショウヘイ・オオタニが左翼のウィリー・カルフーンの頭上を越える二塁打を打ちました。オオタニが先頭打者でスタンドアップ・ダブルです」とまくし立てた。
すると解説を務めるトム・グリーブ元外野手は「これが打者オオタニのもたらすものでしょう。彼はただ手を伸ばした状態でレフト方向のフェンスまで運んでしまう。ギリギリストライクのボールでした。外角低めでしたが、素晴らしくスムーズなスイングでしたね。レフトライナーに見えましたが、ただ伸び続けました。レフトのフェンス直撃です。フィールド全域をカバーしてしまう、この男のパワーですよ」と唸るように語った。
敵地メディアもビックリの破壊力。グリーブ氏は「ライナーでアウトだと思いましたが。彼(カルフーン)も前に出てしまったかもしれませんね」と苦笑いした。ニコースキー氏も「昨夜もヒットを打っていましたね。左腕の外角低めのボールをライトに運んでいました。ああいうボールを打てるということは投手にとっては相当のダメージですよ」としみじみと語った。
外角低めに沈む変化球も苦にしない大谷。規格外の打球で、敵地中継の話題を独占していた。
(Full-Count編集部)