大谷翔平、打球速度169キロの痛烈ライナーで右中間真っ二つの二塁打 3戦連続安打
「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場、前日の代打安打に続く快音
■レンジャーズ – エンゼルス(日本時間4日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。第3打席で右腕フラドからヒットを放ち、3試合連続安打とした。
大谷は初回、2死走者なしでは1ボール2ストライクから内角へのツーシームを見送ったが、判定はストライク。微妙なジャッジに悔しそうな表情を見せた。さらに、カルフーンの適時打、トラウトの3ランで4点を先制した直後の3回は1死走者なしでニゴロ。しかし、迎えた第3打席で敵地に快音を響かせた。
2点差に迫られた6回、エンゼルスはトラウトの2打席連続弾で3点差へとリードを広げる。その直後、大谷はフラドの初球の内角高めへツーシームを捉え、打球速度105マイル(約169キロ)の痛烈なライナーで右中間を破る二塁打。3試合連続安打とし、続くアップトンの左前打で生還した。
エンゼルスは、1日(同2日)にタイラー・スカッグス投手が遠征先のホテルで急死するという悲劇があり、同日の試合は中止に。一夜明けた2日(同3日)は試合が行われ、9-4で勝利した。大谷は代打で技ありの右前打。仲の良かったスカッグス投手に捧げる2試合連続安打となった。そして、2試合ぶりにスタメンに入ったこの日もヒットを放った。
大谷は6月は打率.340、OPS(出塁率+長打率)1.091という圧巻の成績をマーク。月間9本塁打、32安打、22打点はいずれも自己最多だった。6月30日(同1日)のアスレチックス戦では今季初、昨年9月5日(同6日)の敵地レンジャーズ戦以来298日ぶりの1試合2本塁打と好調だ。
今季通算成績は、この試合の前まで48試合出場、打率.303、12本塁打、35打点、OPS.913となっている。
(Full-Count編集部)