元DeNA久保康友、メキシコWLの球団からドラ2指名「日本の時よりもドキドキ」
メヒカリが2位で久保を指名「どの国でプレーするのかも含め、家族とじっくり相談」
メキシコのウインターリーグ、リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコの外国人ドラフトが3日(日本時間4日)に現地で行われ、夏のメキシカンリーグ、ブラボス・デ・レオンでプレーしている元DeNAの久保康友投手が、アギラス・デ・メヒカリから2位指名を受けた。
久保は日本では松下電器(現パナソニック)から04年のドラフト自由獲得枠でロッテに入団しており、それ以来のドラフト。「日本のドラフトの時は事前にチームが決まっていたが、今回はどのチームが指名してくるのか、まったく分からなかったので、日本のドラフトの時よりもドキドキした」といい「指名され、ワクワクしているが、メヒカリがどんな街で、どんなチームなのか、まだ何も知らない。今冬どうするかもまだ決めていない。ほかの国にもウインターリーグはあるので、冬もプレーする場合は、どの国でプレーするのかも含め、家族とじっくり相談して決めたいと思います」と話した。
メキシコのウインターリーグでは、夏のリーグでプレー1年目となる外国人選手を対象に外国人ドラフトを行なっており、指名された選手は、その球団としか入団交渉ができないルールになっている。ただ、プレーする意思がない場合は入団する必要はなく、他国のウインターリーグでプレーすることも可能だ。久保についてはすでにドミニカのウインターリーグのチームも獲得に興味を示している。
メキシコのウインターリーグは昨季までは8チームで行われていたが、今季からは10チームで行われる。10月中旬開幕予定で、優勝チームは来年2月に行われる中南米の各国ウインターリーグ王者の頂点を決めるカリビアンシリーズに出場できる。
メヒカリはバハカリフォルニア州に位置するアメリカとの国境の街。砂漠地帯にあり、夏は最高気温が50度を越え、冬は最低気温がマイナスになることもある。
リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコでは過去にマック鈴木投手、藪恵壹投手、入来祐作投手、五十嵐亮太投手(現ヤクルト)、乙坂智外野手(現DeNA)らがプレーしている。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)