前田健太、“3キロ”の球速差で掴んだ自信「意識的に遅くしたというか…」
貫くブレない姿勢「いい投球をすることに集中した方がいい」
ここ6試合は勝ち星こそ恵まれていないが、「内容自体は良くなってきている」という。前田がブレることはない。
「もちろん勝ちがつくのがベストなんですけど、たくさん取られて負けが続くよりも、しっかり内容を自分の中で納得させながら……。勝ちがつかない時は必ず1年間であると思うので、これで自分が崩れていかないように。しっかりとゲームを作ることを意識すれば、勝ちはついてくると思う。いい投球をすることに集中した方がいいのかなと」
「スライダーの変化とか、自分の弱点というか、いろいろと気づきながら、ここ最近はしっかり投げられるようになってきている。前半は大量失点する試合もありましたけど、ここに来て、ある程度、自分の中でこういう感じで投げられれば大丈夫という感覚が出てきた。そこはちょっと大きいかなと。プラス材料ですね」
チームはここまで地区2位のダイヤモンドバックスに14.5ゲーム差を付けて地区首位を独走中。悲願のワールドシリーズ制覇へ、前田は着実に歩みを進めていく。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)