ルクロイ負傷の危険“タックル” トラウトはモリーナの考え支持「たぶんそれが正しい」
エンゼルスのトラウトやアストロズの選手たちがコメント
■アストロズ 11-10 エンゼルス(日本時間8日・ヒューストン)
7日(日本時間8日)に行われたアストロズ戦で負傷交代したエンゼルスのジョナサン・ルクロイ捕手。本塁クロスプレーでアストロズのジェイク・マリスニック外野手と激突し、そのまま退くこととなった。
試合後、病院で検査を受けたルクロイの検査結果を、一夜明けた8日(同9日)にエンゼルスが発表。脳震盪と鼻骨骨折を負っており、腫れが引き次第、耳鼻咽喉科の医師の診断を受けるという。
このルクロイとマリスニックの交錯プレーは米メディアやファン、そして現役メジャーリーガーの間でも物議を醸し、賛否が巻き起こっている。MLB公式サイトもこれを伝え、両チームの選手たちのコメントを伝えている。
「エンゼルスとアストロズの選手たちがルクロイの衝突について語る」として掲載されたMLB公式サイトの記事。アストロズのスプリンガーは「あのようなことは起こってほしくない。難しい状況の難しいプレーだった。僕はジェイクのことをよく知っている。彼は素晴らしいチームメートで、良い人なんだ。誰かを故意に怪我させるなんてしないと分かっている」とコメント。
同じくコールも「彼はただ得点しようとしていたんだ。皮肉にも、(マリスニックの)動きは衝突を避けようとしたものだったと思う。(ルクロイの)状況から、ルクロイが外側でタッチすると思った。避けようとして内側に動き、2人は同じ方に動いたんだ」と語り、2人はマリスニックの動きは“故意”ではなく、偶発的な出来事だとした。
一方で、カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手が自身のインスタグラムでマリスニックを批判する投稿をしていたことを受け、エンゼルスのマイク・トラウト外野手は「ヤディがそう言ったのなら、たぶんそれが正しいんだろう。彼は捕手だ。多くのことがフルスピードで起こり、一瞬で判断しなければならない。リプレーは見てない。見たくないんだ。ルクロイの状態を見たからね」と語り、マリスニックに非があるとするモリーナの意見を支持した。
一方でアストロズのブレグマンは「彼(モリーナ)のことは尊敬している。球界最高の捕手の1人であり、殿堂入りする。でも、言葉を返すようだが、彼はそこにいなかった。僕たちはジェイクがルクロイを怪我させようとしていなかったと分かっている。汚いプレーではなかった。ジェイクは汚い選手ではないよ。不運なプレーだったよ。彼が大丈夫なことを願っている」とコメント。その場にいなかったモリーナには、実際のところは分からないとする考えを語っていた。
(Full-Count編集部)