田中将大、MLB球宴初登板へ…前日会見一問一答「新しい歴史の1ページに」
「振り返ったときに『あ、田中投げてたんだ』ぐらいの空気の感じでいいです(笑)」
――どんなパフォーマンスを?
「どういう感じになるかわからないですけれど、その雰囲気をしっかり目に焼き付けて、自分のボールというか、いつも投げているボールを投げられればいいんじゃないかと思います」
――今シーズン苦労している中で選ばれた。
「確かに今年はものすごく苦しんでいる部分もありますし、でもやっていれば、こういう風にいいこともあるんだなとは思うので。やっていればいいこともあるというのはあるので、後半戦に向けてもいい弾みにしたいですし、バトルし続けますよ、自分の課題に対しては」
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――最初に選ばれた時からの変化、成長は?
「特に自分の中で大きかったのは、2017年シーズン。本当に苦しんで、苦しんで、徐々に良くなっていって、プレーオフでいいパフォーマンスを出せたという年は自分にとってもすごく印象的なシーズンでしたし、プレーオフでの勝利という味も知りましたし。そこの経験を経て昨シーズン、今シーズンと徐々に自分の中で安定させていけてる部分はありますし、色々柔軟に考えられるようになりました。そういう部分は大きいですかね。
あとは具体的に自分のボールを自信を持って投げるというところには変わりはないですけど、14~16年あたりは自分の直感、感覚というものを優先に投げていたんですけど、17年からは自分でデータもしっかり見ながら、事前にプランを練って投球していくという風にしていって。相手が自分のことを見てやってきている分、自分も正確なものを見ながらやっていくべきかなと思ってやっていってる状態ですね」
――直近では、オールスターで2014年に上原投手とダルビッシュ投手が投げている。
「見たのは覚えてます」
――ダルビッシュ投手が大きなカーブを投げていた。
「僕投げられないので、できないです(笑)。僕あんな抜いたカーブは投げられないので(笑)」
――これをやってやろうみたいなものは?
「ないです。僕は、振り返ったときに『あ、田中投げてたんだ』ぐらいの空気の感じでいいです(笑)」
――改めて意気込みを。
「オールスターの地で投げられることだけでも……出た人がみんな投げられるわけじゃないので、本当にこれまで野球をやってきた中での新しい歴史の1ページに記されると思います」
(Full-Count編集部)