ロッテ佐々木、656日ぶり勝利に安堵 「喜びよりも安心した、というかほっとした」
7回5安打1失点の好投で17年9月21日対西武戦以来、656日ぶりの勝利
■ロッテ 6-1 日本ハム(9日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木千隼投手が9日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦で先発。右ひじ関節鏡視下遊離体除去手術明け初の1軍マウンドは7回5安打、104球1失点の好投。2017年9月21日対西武戦以来、656日ぶりの勝利で自らの復帰登板を飾った。
「緊張すると思う」と、前日に語っていた佐々木。初回は2死をとったものの近藤に左前打を浴び続く中田も四球で歩かせ、2死一、二塁のピンチを招く。
しかし、王柏融をシンカーで二塁ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けると「投げていくにつれてほぐれてきたかな」と徐々に緊張も解け「大体の球種で狙ったところに投げられた」と2回以降、危なげない投球で5回まで3安打無失点。日本ハム打線に付け入る隙を与えず、勝利投手の権利を得る。
3巡目となった6回、2死から近藤に2球続けた外角への直球を左翼スタンドに運ばれ初失点。しかし「野手の方が点を取ってくれていましたし、まだまだ点差があったので」と、自分のペースを崩さず、続く中田から外角低めのスライダーで空振り三振を奪い、最少失点で6回を終えると、続く7回も続投。2死一塁から代打・田中賢を3球続けたシンカーで空振り三振を奪い先発の役目を果たした。