ロッテ佐々木、656日ぶり勝利に安堵 「喜びよりも安心した、というかほっとした」
井口監督は後半戦での先発ローテ入りも示唆「入ってくると思います」
7回を104球、5安打1四球5三振、近藤の1号ソロによる1失点。復帰登板で656日ぶりの勝利を挙げた。
「1軍のマウンドに立ちたい」その思いでリハビリに励んできた佐々木。「喜びよりも安心した、というかほっとしたというか。やっと勝てたと、そっちの方が大きいかなと思います」と復帰勝利の正直な気持ちを吐露。そして「長い期間、トレーナーさんほか、皆さんが毎日つきっきりでやってくれていた。それで今日、マウンドで元気な姿を見せられたのは良かったと、1番に思っています」と、この日のために尽力してくれたトレーナーを初め、支えてくれた方々に改めて感謝の言葉を述べた。
井口監督は「これくらいの投球はできる投手だと思っていますが、手術してここまでしっかり調整して、ようやくの1軍マウンドでしっかり投げてくれました」と、佐々木の投球に賛辞を送り、オールスター明けの先発ローテーション入りの可能性について「入ってくると思います」と、佐々木の起用を示唆した。
「いつチャンスが来るかわからないですが、そのチャンスへ向けて準備していきたいですし、こうやって前半戦最後の方で使ってもらったので、後半戦、少しでもチームの力になれるようにというのはあります」
2016年ドラフト1位で入団した佐々木。同期で先日今季初勝利を挙げた左腕の土肥(同4位)や、リリーフ陣を支えていた酒居(同2位)、プロ初勝利を含む今季4勝を挙げている種市(同6位)とともに後半戦、1軍のマウンドで躍動する姿を期待したい。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)