大谷翔平に「心から感謝している」通算3110安打の殿堂入りレジェンドが称賛
デイブ・ウィンフィールド氏語る「間違いなく優秀な選手」
エンゼルスの大谷翔平投手は5月7日(日本時間8日)の敵地タイガース戦で復帰し、53試合出場で打率.303、14本塁打、38打点、OPS(出塁率+長打率).924という好成績で前半戦を終えた。右肘靭帯再建手術の影響で今季は指名打者に専念する傍ら、投手としてのリハビリを進めている。
2020年シーズンには二刀流復活を目指す大谷に、温かくも羨望の眼差しを送るレジェンドがいる。メジャー通算3110安打、465本塁打、1833打点など数々の偉業を成し遂げ、2001年に米野球殿堂入りを果たした元外野手のデーブ・ウィンフィールド氏だ。クリーブランドで行われたオールスター期間中にFull-Countの単独取材に応じたレジェンドは、大谷の活躍を高く評価した。
「オオタニに対して、私は言いたいことがあるんだ。私はロサンゼルスに住んでいるので、彼のプレーは何度も見ている。自分は現役時代、投手で打者だった。二刀流だったんだ。だから、彼の後に続きたいぐらいなんだよ。ミネソタ大では私は投手であり、打者だった。実際はキャリアを通じて、二刀流プレーヤーになれたかもしれなかったんだ。私はメジャーリーグで二刀流を叶える人間が出てきたことを心から嬉しく思うんだ」
こう語り出したウィンフィールド氏は、打率.303、14本塁打38打点の好成績でシーズンを折り返した大谷の打撃を称賛した。
「彼の右腕が本来の力強さを取り戻すまで、彼は強力なスラッガーとして脅威を与えることができる。間違いなく優秀な選手だ。打撃の秘密というのは誰にもあるものだ。様々なスタイルで、成功することができる。彼の打撃のアプローチは素晴らしいね。問題ない。打撃に関してはどこまでも上達すると思うよ」
柔和な笑顔を浮かべたレジェンド。大谷の豪快なスイングやダイナミズムは米メディアでウィンフィールド氏に例えられることもあるが、レジェンドも共感する部分は大いにあるという。