元DeNA久保康友が日本語ユニで躍動 メキシコで6勝目&100K到達「今年一番の出来」

チームは成績不振で投手コーチを解任

 カーターだけでなく、元エンゼルスのエリック・アイバー内野手、元アスレチックスのブルース・マックスウェル捕手、元ジャイアンツでロッテでもプレーしたフランシスコ・ペゲーロ外野手らメジャー経験者がズラリと並ぶ打線にも、臆することはなかった。球宴後の後半戦、チームは7日(同8日)までに15試合を終え、3勝12敗と大きく低迷。この日、投手コーチが解任され、ブルペンコーチがベンチで投手コーチ代理を務めたため、ブルペンがコーチ不在となる事態となったが、久保はそんな中でも中継ぎ陣を休ませる好投を続けた。

 レオンはこの日、胸にカタカナで「ブラボス」と書かれた日本語バージョンのユニホームで試合に臨んだ。始球式は、在レオン日本国総領事館の伯耆田(ほうきだ)修総領事が務め、試合前にはメキシコ国歌とともに君が代の斉唱も行われ、スペイン語とともに日本語でも場内アナウンスが流された。メキシカンリーグで日本語でチーム名が書かれたユニホームが使われるのは今回が初めて。史上初の試みに、久保は「いつもより緊張したが、抑えることができてよかった。ホッとしています」と、胸をなでおろした。

 次回は中4日で14日(同15日)にホームで行われるテコロテス・デ・ドス・ラレドス戦に先発予定。チームは南地区最下位とわずか2.5ゲーム差で、プレーオフ圏内の4位とは6.5ゲーム差。レギュラーシーズンが残り約7週間となった中、厳しい戦いが続くが、逆転でのプレーオフ進出を狙うためには、今後も久保のさらなる奮闘が必要となる。

【写真】胸にカタカナで「ブラボス」…メキシコの地で日本語ユニホームを着用し出場した元DeNAの久保康友

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