元DeNA久保康友が日本語ユニで躍動 メキシコで6勝目&100K到達「今年一番の出来」

メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする久保康友(右)【写真:球団提供】
メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする久保康友(右)【写真:球団提供】

強打モンクローバ戦で8回1安打無失点の快投「チームも浮上していけるように」

 メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする元DeNAの久保康友投手が9日(日本時間10日)、ホームで行われたアセレロス・デ・モンクローバ戦に先発し、8回を1安打無失点に抑え、今季6勝目を飾った。この日は7三振を奪い、通算104奪三振。リーグ最速で100奪三振の大台に乗せた。通算投球回も106回2/3となり、リーグトップの座をキープした。通算成績は18試合6勝8敗、防御率5.40。チームの連敗は4でストップし、31勝44敗となった。

「三振を奪っても、チームが勝たないと意味がない。(各リーグ上位4チームがプレーオフに進出できるが)チームは現在(南地区8チーム中)6位と下位に低迷しているし、勝ちにつながる三振を取らないといけないと思っている。失点を少しでも減らすには、できるだけ確実にアウトを取るために(イレギュラーやエラーのリスクがない)三振でアウトにする確率を増やすしかない。まだシーズン途中なので、最後まで(奪三振数で)独走できるように、チームも浮上していけるように頑張りたい」

 先週3日(同4日)の敵地戦に続き、2週連続での対戦となったリーグ屈指の打力を誇る強敵を、8回までわずか92球で冷静に封じ込めた。許した安打は1本。MLBブルワーズ時代の2016年に41本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打王に輝いている4番のクリス・カーター内野手からも2打席連続でスプリットで空振り三振を奪うなど、3打数無安打に抑え、仕事をさせなかった。9回は元巨人のパナマ人守護神、マニー・アコスタ投手がモンクローバ打線を無失点に抑え、3-0で勝利。久保は4月5日の開幕戦以来、ホームゲームで今季2度目のMVPに輝いた。

「モンクローバは下位打線までいい打者が揃っているので、1発を打たれないように注意して投げた。試合としては開幕戦の方が重みのある大事な試合だったが、投球内容としては今日は今年一番の出来だったと思う」

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