女子プロ野球オールスター15日開催 元巨人・石井義人監督が4番に指名した選手は?
みなみは長所である「フルスイング」宣言 水流は先輩・加藤優斬りを目指す
横浜(現DeNA)、西武、巨人でプレーし、現役晩年は“代打の切り札”として活躍した女子プロ野球リーグの石井義人野手総合コーチが10日、神宮球場で7月15日に行われる「女子プロ野球オールスターゲーム」をPRするため、埼玉アストライアのみなみ外野手と水流麻夏投手とともに、Full-Count編集部を訪問した。
リーグ創設10年目を迎えた女子プロ野球。今回のオールスターは女子高校野球漫画「花鈴のマウンド」に出てくる「星桜」(せいおう)と「京都雅」(きょうとみやび)の2チームに分かれて対戦。石井氏と投手総合コーチでロッテ、巨人、MLBでも活躍した小林雅英氏が監督を務める。2人は14年前のNPBのオールスターに共に出場。2005年以来の“共演”に石井監督は「現役の時は打ち取られたイメージ強いですが、ガチで行きたいと思います」と夏のお祭りではなく、真剣勝負を挑んでいく。
それぞれが選手をドラフトによる指名制で選出。石井監督は獲得したみなみ選手を4番、水流投手を2番手で起用することを明言した。「みなみ選手には長打を、水流投手には(先発の堀田ありさ投手の後の)2イニングしっかり投げてもらいたい」と期待。「接戦になると思うので、1点の重みを感じて試合をしたいと思います。お客さんにもそのあたりを楽しんでいただければと思います」と話した。
みなみ選手は「オールスターをきっかけに女子野球を見てくれるだければと思います」と話人もいると思うので、持ち味であるフルスイングと遠くに打球を飛ばすところを見てほしいです」とPR。また、「シーズンでは対戦できない同じチームの磯崎(由加里)投手の“ナイアガラカーブ”を打ちたいです」と大きなカーブを狙っていくことも予告した。昨季までレイア所属で、19歳ながら初選手となった水流投手は「オールスターに選ばれてうれしいです。同じアストライアの加藤優さんと今井志穂さんには昨年のジャパンカップで打たれているので打ち取りたいです」と意気込みを語っていた。