田中将大のスプリットは球宴NG? 米記者称賛「どうやったら打てるのか…」
9日のオールスター戦でベリンジャー斬りして球宴初登板初勝利
■ア・リーグ 4-3 ナ・リーグ(日本時間10日・クリーブランド)
ヤンキースの田中将大投手は9日(日本時間10日)にクリーブランドで行われたオールスター戦で球宴初登板初勝利を挙げた。2回から2番手で登板し、1イニングを1安打無失点。負傷のブルージェイズ・ストローマンの代替選手としての出場となったが、チームでは71年ぶり5人目の球宴勝利投手になるなど存在感を発揮した。米メディアはナ・リーグMVP候補のドジャース・ベリンジャーから空振り三振を奪ったスプリットに注目している。
オハイオ州のラジオ局「92.3 The Fan」の元インディアンス担当記者で、現在は米スポーツ専門サイト「SBネーション」で記者を務めるアレックス・フーバー氏は「スプリットを投げる連中はオールスターには出場させるべきではないな」とツイート。ファンから「それはなぜ?」との問われると、こう回答した。
「どうやったらその球を打てるのかが、とにかくわからないんだ。特に、田中のスプリットはね」
ヤンキースでは守護神のチャップマンが9回から救援。160キロ超の剛速球を武器に、1イニングを3者三振。セーブを挙げた。ヤンキースのポッドキャスト番組「Core4」の記者、マックス・ワイルドステイン氏は自身のツイッターで「タナカとチャップマン。今夜両者の投球がいかに優れていたか、私は忘れることができない。チャップマンは軽々と支配力を見せていたようだった。タナカのスプリットは(本来の状態に)戻っていた」と綴り、リーグ戦再開を待ちきれない様子。「後半戦を始めようじゃないか」とツイートした。
田中が精度に苦しんでいたスプリットに復調の兆し。前半戦は5勝(5敗)と思うように勝ち星を伸ばすことができなかったが、後半戦で勝ち星を量産。6年連続の2桁勝利を期待したいところだ。
(Full-Count編集部)