オールスター、各球団別の最多出場選手は? 21回選出はあの名捕手

巨人は王貞治の20回、2位は長嶋茂雄、3位には現役の阿部

○広島
山本浩二 14回
衣笠祥雄 13回
野村謙二郎 8回

 広島初優勝時の主力打者だった山本浩二と衣笠が1、2位。菊池涼介は今年で6回目。

○ヤクルト(サンケイ・国鉄)
古田敦也 17回
金田正一 14回
若松勉 11回

大捕手古田敦也、400勝投手金田正一、安打製造機若松勉とレジェンドが並ぶ。現役の山田哲人は5回目。

○巨人
王貞治 20回
長嶋茂雄 16回
阿部慎之助 13回

 王貞治の20回は、野村の21回に次ぐ史上2位。続いてONコンビの長嶋。現役の阿部と続く。坂本勇人は今年で11回だ。
 
○DeNA(横浜・大洋)
松原誠 11回
近藤和彦 9回
秋山登 9回

 大洋時代の名一塁手、松原が1位。大魔神佐々木主浩は8回。現役の筒香嘉智は5回だ。

○中日
江藤慎一 10回
谷沢健一 9回
木俣達彦 8回
井端弘和 8回

 昭和の主力打者が並ぶ。アライバコンビの井端弘和は8回、荒木雅博は5回。

○阪神
吉田義男 13回
掛布雅之 10回
江夏豊 9回
田淵幸一 9回
藤川球児 9回

 牛若丸こと名遊撃手吉田義男が1位。ミスタータイガース掛布が続く。現役では藤川球児が今年も選出され、3位タイに入った。

 全体的に野手の方が多い。投手は野手よりも好不調の波が大きいことが多く、やや不利だといえよう。オールスター選出は、実力だけでなく人気や運がからんでくる。西武の現役、栗山巧は1500本以上の安打を打ちながら1度しかオールスターに選ばれていない。一方で、人気先行で、高卒1年目からファン投票トップに立った、太田幸司(近鉄)のような例もある。

 オールスターは両リーグの戦いであるとともに、それぞれの選手のプライドがぶつかる戦いでもある。今年も熱戦を期待したい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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