四国IL高知・駒田監督、今季限りで無念の退任「優勝できなかったことが要因」
監督就任4年目の今季前期シーズンは2位だった
四国アイランドリーグplusは高知の駒田徳広監督が今季限りで退任すると発表した。12日にリーグ公式サイトが伝えた。
駒田監督は16年に高知監督に就任。4年目の今季は前期シーズンは16勝15敗3分けで2位だった。監督通算成績は230試合で96勝100敗34分け。13日に開幕する後期シーズンは指揮を執る。駒田監督は球団を通じ、「この度、今シーズン限りで高知ファイティングドッグスの監督を退任することを決意しました。就任してから約3年半の間、高知の皆様にはとても可愛がっていただき、ご声援もいただき、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました」と地元ファンに感謝した。
今季限りで退任する理由については「やはり優勝できなかったこと、NPBへ選手を送り込めなかったことが大きな要因です。どういったチームにしていくべきか、方向性はどこかなど、日々自問自答しながら、試行錯誤やってきましたが、最終的にまずは優勝させることが一番大切なのではないか、という結論に至り、そこへチームを導けなかったマネジメント力の無さも退任を決意した理由の一つです」とコメントした。
後期シーズン開幕前の発表となった。「この時期に発表することになったのは、自身の気持ちが決まっている以上、次期監督候補を探すのは少しでも早い方がいいと思ったからです。しかし、まだ、優勝と、NPBへの選手輩出は明日から始まる後期シーズンで達成することもできます。今が一番チームになっていると思います。何とかいい結果が出せるよう最後まで戦い抜きますので、是非球場へ足を運んでいただけると幸いです」とコメントしている。
駒田監督は1981年ドラフト2位で巨人入りし、94年に横浜(現DeNA)へ移籍。通算2006安打を放ち、10度のゴールデングラブ賞に輝いた。
(Full-Count編集部)