大谷翔平、HR競争は「出てみたい気持ちある」「自信はないですけど…」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今年のHR競争は選出されず「振り続ける能力も大事なのかなとは思う」

■エンゼルス – マリナーズ(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地マリナーズ戦の試合前にブルペン入りし、その後取材に応じた。この日は捕手を立たせて20球、座らせて20球を投げたが、リハビリは順調な様子。また、歴史的な死闘となったオールスターでのホームランダービーはリプレーで見たといい、改めて「出てみたい」と出場を熱望した。

 ブルペンでの投球練習を終え「予定通りのメニューをこなせたので、よかったかなと思います」と振り返った大谷。打者としての出場を続けながら、来季の二刀流復活に向けて投手としてのリハビリを進めているが、順調そのものだ。

 7日(同8日)に前半戦を終え、8~11日(同9~12日)はチームはオフに。7日の試合後には体調不良で取材対応ができなかったが、休養を取って回復したようだ。オールスターブレークについては「初日、食べ物を買いに出ましたけど、あとはずっとおとなしくしてました」と振り返る。

 自身も度々候補として地元メディアに名前を挙げられながら、今年は選出されなかった球宴前日のホームランダービーについては、リアルタイムでは見なかったというが「リプレーみたいなのをやっていたのでちょこっと見ました」と明かした大谷。ルーキーのゲレーロJr.(ブルージェイズ)とピーダーソン(ドジャース)が準決勝で死闘を繰り広げ、最後はアロンソ(メッツ)が優勝。最多本塁打記録が更新されるなど、まさに歴史に残る激闘だった。

 大谷は「やっぱり長いというか、日本のよりも。ずっと打ち続けてるので、しんどそうだなとは見ていて思いました」としつつ、ドジャースタジアムでオールスターが開催される来年は出てみたいかと聞かれると「出てみたいという気持ちはありますね」と即答。そして、「ホームランを打つ能力だけじゃなくて、振り続ける能力も大事なのかなとは思うので……。ちょっと自信はないですけどね、はい」と話した。

 ホームランダービー出場となれば日本人初。オールスター前には、今年の本塁打競争に選出されなかったことを受け、「(出場するのは)僕というよりは日本の野球界にとっては大事なことじゃないかなと思うので。そこを出るか出ないかは大事だと思いますし、それで勝つか勝たないかも大事だと思うので。いろんな選手がいる中で出場することは大事かなと思いますけど」と心境を明かしていた大谷。来年、それが実現することになるだろうか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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