トラウト、自身最速30号! 同僚右腕まさかの“帽子キャッチ”にファン歓喜「最高」
左翼ブルペンへ飛び込む一発をなんとラミレスが帽子でキャッチ
■エンゼルス 9-2 マリナーズ(日本時間14日・アナハイム)
大谷翔平投手が在籍するエンゼルスは13日(日本時間14日)、本拠地でマリナーズ戦を戦い、9-2で快勝した。2回にプホルスの適時打、カルフーンのソロなどで先制すると、その後もリードを拡大。後半戦再開を2連勝スタートで飾り、貯金を1に伸ばした。
この試合、3回に大きく勝利を手繰り寄せる一発を放ったのがエンゼルスの主砲マイク・トラウト外野手だった。3点リードとなった3回無死三塁で打席に立ったトラウト。2ボールからの3球目、元西武のルブランが投じたカットボールを捉えると、打球は左翼のエンゼルスブルペンに飛び込む30号2ランとなった。
これで7月に入って7本目の本塁打となったトラウト。わずか89試合で3年連続の30本塁打に到達し、41本塁打を放った2015年を上回るハイペースで本塁打を量産している。ア・リーグの本塁打王争いでトップを独走し、2位で追うヤンキースのエンカーナシオンとは5本差となっている。
急逝したタイラー・スカッグス投手の追悼試合とだった前日12日(同13日)のマリナーズ戦では初回に先制2ランを放ち、初回の7得点の猛攻を呼び込んだトラウトのバット。スカッグスの誕生日だったこの日も本塁打を放つと、その打球でもちょっとしたドラマが起きていた。
左翼スタンドの手前にあるエンゼルスのブルペンへと飛び込んだトラウトの一発。このホームランボールを、ブルペンで待機していたノエ・ラミレス投手が手にしていた帽子で見事にキャッチ。ラミレスが両手を掲げてガッツポーズを決めると、左翼スタンドにいたファンもトラウトの一発以上に、ラミレスの“超絶美技”に喝采した。
エンゼルスの公式インスタグラムでも「野球でクールなことをするマイク・トラウトの今夜のエピソードは……」とし、この一発の動画で紹介。すると、本塁打を放ったトラウトとともに、“帽子キャッチ”のラミレスへのコメントも次々に寄せられた。
「そのボールが欲しかったよ、ノエ!!!!! ちょうど君の後ろにいたんだ!」
「なんてこった!!!」
「トラウトがトラウトらしいことをしている」
「とてもクール」
「ビーストモード」
「この男はとんでもない」
「ノエはキャッチ・オブ・ザ・イヤーだ」
「ラミレスがキャッチしたのが最高」
「ラミレスの帽子キャッチが素晴らしい」
ここにきて7試合で8本塁打と驚異的なペースで本塁打を量産しているトラウト。主砲の一発だけでなく、その裏で起こったラミレスのファインプレーにもファンは歓喜していた。