田中将大の好投に指揮官も「満足」 “宝刀”を称賛「素晴らしいスプリット」
6回4安打2失点5奪三振無四球の好投「彼はグッドだったと思う」
■ヤンキース 4-2 ブルージェイズ(日本時間15日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ブルージェイズ戦で6回4安打2失点5奪三振無四球と好投し、6勝目(5敗)を挙げた。今季10度目のクオリティ・スタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成し、自身3連勝。防御率は3.81となった。アーロン・ブーン監督も試合後に「彼はグッドだった」と称賛している。
田中は4回まで2安打4奪三振の好投。味方にエラーが出てピンチもあった中、2回に打線が奪った2点のリードを守った。しかし、5回にグリチャク、ソガードにいずれも速球を捉えられ、ソロ2発を被弾。同点に追いつかれたものの、その裏に相手の暴投ですぐに勝ち越し。直後の6回、田中はわずか8球で3者凡退に抑え、お役御免となった。
後半戦最初のカードでチームを勝ち越しに導く好投。ブーン監督は試合後に「彼はグッドだったと思う。いくつか直球の失投があったが、スライダーは再び良かった。スプリットも以前より良い。彼はなかなか素晴らしいスプリットを投げていたと思う」と称賛した。前半戦は“宝刀”スプリットの状態が上がらずに苦しんだ時期もあったが、本人も指揮官も確かな手応えを示している。
ブーン監督はさらに「6回を投げて2失点。彼の努力、そしてブルペンに(降板後)託して彼らが締めてくれたことに満足している」と田中を含めた投手陣を褒め称えた。2009年以来の世界一へ、力強く突き進むヤンキース。後半戦も田中がキーマンの一人となりそうだ。
(Full-Count編集部)