今季の“代打の切り札”は? オリ小島、日ハム杉谷、広島磯村らが打率4割超え

セ・リーグでは広島磯村が代打打率5割超え

○セ・リーグ

1.磯村嘉孝(広)11打数6安打 打率.545
2.雄平(ヤ)10打数5安打 打率.500
3.陽岱鋼(巨)17打数8安打 打率.471
4.佐野恵太(De)18打数7安打 打率.389
5.中谷将大(神)11打数4安打 打率.364
6.荒木貴裕(ヤ)36打数13安打 打率.361
7.上本博紀(神)29打数9安打 打率.310
8.中井大介(De)13打数4安打 打率.308
9.亀井善行(巨)10打数3安打 打率.300
10.小窪哲也(広)14打数4安打 打率.286

 投手が打席に立つセ・リーグのほうが代打起用機会は多い。広島の控え捕手、磯村嘉孝が勝負強い。ただ広島は正捕手の會澤も打撃がいいため、マスクを被る機会はなかなか巡ってこない。2位はヤクルトの雄平。本来は中軸を打つべき打者で規定打席にも達しているが、代打でも勝負強い。巨人の陽岱鋼は丸佳浩の加入で外野のポジション争いが激化、代打に回ることが増えたが、きっちり結果を出している。

 DeNAの佐野も殊勲打が多い。最も多く代打で起用されているのは、ヤクルトの荒木。今季の安打23本のうち13本が代打での記録。荒木はどちらかと言えば守備の人、ユーティリティでの起用が多いが、今季はバットでも勝負強さを見せている。

 全ての野手はレギュラーを目指している。「代打の切り札」を目標にする選手はほとんどいないと思われるが、代打で勝負強さを見せることが、レギュラー獲得につながるともいえる。後半戦はどんな選手が代打で殊勲打を打つだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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