台湾・味全に加入した川崎、元ブ軍監督が当時の秘話明かす 「彼は特別な男」
2015年にブルージェイズの監督を務めたギボンズ氏が川崎との思い出を語る
元ソフトバンクで台湾プロ野球・味全ドラゴンズの客員コーチに就任することが決まった川崎宗則氏。選手兼任コーチとして早ければ今秋にも“現役復帰”する可能性も。日本、メジャーで愛された川崎との思い出を元古巣監督が語っている。
カナダのラジオ局「スポーツネット590 The Fan」は、同局番組内で昨年までブルージェイズの監督を務めていたジョン・ギボンズ氏との電話対談を行い、2015年のア・リーグ地区シリーズ、ブルージェイズ対レンジャーズ戦を振り返った、番組司会者が「カワサキには(チーム内で)役割がありましたね」と興奮気味に当時の話を持ち出し、本拠地で2連敗を喫するもその後の敵地へのバス移動中に川崎が歌とダンスでチームを盛り上げていたことを明かした。
15年の川崎はマイナーとメジャーを行き来し23試合に出場し打率.214、0本塁打2打点と不振だったが「ムニ、彼は特別な男でした。彼はチームの為に何でもやってくれました。本当に素晴らしいことをしてくれたのです」とギボンズ氏。英語はほとんど話せなかったが「彼は人を明るい気分にさせてくれる。その術をわかっていたのです。それに、彼は実に優秀な選手でもありました」と、川崎の人間性を高く評価していた。
味全に加入した川崎は17日から台湾で行われるキャンプに参加。今秋に行われるキューバ代表との交流戦、そして11月のアジア・ウインターリーグに出場する予定となっている。台湾でも持ち前の“元気印”と攻守でファンを沸かせてくれそうだ。
(Full-Count編集部)