DeNAラミレス監督、大胆オーダーで2位死守も「マニャーナ、マニャーナ」
今季初の8番・投手打線は11安打3得点 先発の浜口は約2年ぶり本拠地白星
■DeNA 3-1 広島(17日・横浜)
DeNAは17日、横浜スタジアムで行われた広島戦に3-1で勝利し、カード勝ち越しを決めた。先発の浜口が7回途中1失点で4勝目。9回を3者凡退に抑えた山崎が通算150セーブを記録した。打線は7番に起用した関根がダメ押し点の起点になるなど、オーダー変更も奏功し、ラミレス監督は「投打がかみ合って、すごくいい試合だった」とご機嫌だった。
浜口は初回に3四球で失点するなど不安定な立ち上がりだったが、その後は広島打線に追加点を許さなかった。ラミレス監督は「初回は少し乱れたが、2回以降はよかった。横浜で7連敗していたので、ここで勝てたのは大きい」と左腕の約2年ぶりとなる地元での勝利を喜んだ。
今季初めて8番に投手を起用したオーダーは11安打で3得点だったが、スタメン起用された関根が7回に今季初安打となる二塁打でチャンスを作り、貴重な追加点となる3点目のホームを踏んだ。指揮官は「どの監督でも、前日に勝利したラインアップを変えるのは勇気がいること。あの3点目は試合展開を考えると大きな追加点だった。彼のようにこれまで出ていなかった選手が貢献してくれて勝てたのは嬉しい」と、自らの抜擢の期待に応えた関根を評価した。
後半戦最初の3連戦を勝ち越し、チームは2位の座をキープしたが、休みなしで17日からは中日との4連戦を控えており、ラミレス監督は「マニャーナ(スペイン語で明日)、マニャーナ」と、気持ちを切り替えていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)