大谷翔平は「人間性も抜群」 米名物記者、今季は「30発&90打点」以上と予想

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

昨年は手のひら返しのブルーム記者「彼は凄まじい打者」「人間性も抜群」

 後半戦に入ってからも打者として存在感を見せているエンゼルスの大谷翔平投手。今季も持ち前の長打力で活躍しているが、米名物コラムニストは二刀流のスターの打撃開花の理由として、「修正力」と「適応力」の2点を挙げている。

「打者としての成長はとてつもないね。怪我さえなければ、もっと数字を積み重ねることになるだろう」

 こう語ったのは、米経済誌「フォーブス」の名物コラムニストのバリー・ブルーム記者だ。MLB公式サイトの記者時代に、日本ハムでプレーしていた大谷に単独インタビューを2度行った同氏は、オールスターウイーク中にクリーブランドで今季の打撃成績をこう予想した。

「間違いなく30本塁打と80、90打点は記録するだろうね。彼は凄まじい打者だよ。私も感動している。以上、それ以上言葉はないよ」

 昨季は打率.285、22本塁打、61打点をマークした大谷。ブルーム氏の予想通りなら、いずれも、昨季の成績を凌ぐことになる。

「彼のストロングポイントは修正力にある。昨年もスプリングトレーニング後に修正に成功した。打席でもマウンドでもアリゾナでは苦しんだ。それでもメジャー本番では何事もなかったように適応してしまう。その対応力がすごい。打撃、投球、走塁、全てに渡って成長している。彼はスマートな男だ。修正力と適応力が規格外なんだ。人間性も抜群だしね。彼には活躍してもらいたいんだよ」

 かく言うブルーム氏は大谷の修正力の凄まじさをルーキーシーズンに身をもって味わっている。昨年の開幕直前のオープン戦で大谷が防御率27.00、打率.125という不振だったことから、シーズン成績を「投手として5勝8敗」「本塁打は5本以下」と辛口予想。開幕後の活躍を受けて、自らのコラムで開幕前の評価を潔く撤回する手のひら返しを見せていた。

 昨季はエンゼルスタジアムの記者会見場で日本時代の最多投球数をめぐり、大谷との“丁々発止”のやり取りで爆笑を呼んだ経緯もある。天真爛漫な人間性にも心酔している様子のブルーム氏は、未だに底を見せない大谷の才能に驚きを隠せない様子だ。

(Full-Count編集部)

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