菊池雄星、大谷翔平と2週連続3度目の花巻東対決へ「当然意識しないわけではない」
今季5勝目へ中6日で本拠地エンゼルス戦で先発する
■マリナーズ – エンゼルス(日本時間21日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は次回登板を翌日に控えた20日(日本時間21日)、平地での投球練習やランニングなどで調整した。同僚投手を観察したブルペンでは、腕の振りに意識を払うシャドーピッチングを行うなど、一連の動きのバランスを確認した。前回14日と同じエンゼルス相手の登板に、「5度目の対戦で今シーズン最後になる。前回の反省を生かしながらいい形で対戦できればなと思います」と意気込みを言葉にした。
前回は1本塁打を含む2安打3失点でチームから求められる5回を投げ切れなかった。球数が87球を超え制球に苦しんだだけに、「いいカウントを作れれば、優位な状態に持っていけると思う。前回は球自体はよかったですけど、そこのカウント作りに苦労した部分があったので、自分のペースで、ボールを操れればなというふうに思います」と反省点を糧に臨む。
花巻東高の後輩、大谷翔平投手と渡米後3度目の対決が見込まれる試合となるが、過去2度の対決で4打数2安打、1本塁打と大谷に分がある。菊池はレギュラーシーズン最後となるエンゼルス戦へ、その思いをこう表現した。「当然意識しないわけではないですけど、周りにもすごいバッターが沢山いますのでね。トータルで試合が終わった時にチームが勝てるようなそういう状態を作っていければなと思います」。
休養十分の中6日で臨むマウンドに、菊池は今季5勝目を目指す。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)