最速163キロ大船渡・佐々木に海外メディア危惧 「この天才の肩が壊れないことを祈る」

大船渡・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
大船渡・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

投げては160キロ、打っては決勝2ランの佐々木に「オオタニ同様、彼はバットでも危険な存在」

 今年の高校野球で1番の注目を集めているのが最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手。21日の4回戦・盛岡四戦で2012年の花巻東・大谷翔平投手(現エンゼルス)に並ぶ公式戦最速タイの160キロをマーク。悲願の甲子園出場に向け熱戦を繰り広げているが海外メディアは早くも「ネクスト・ショウヘイオオタニ」と伝えている。

 身長190センチの長身から繰り出される160キロの直球で日米スカウトの目を釘付けにする佐々木。公式戦では高校時代の大谷と並ぶ160キロを投げ込み、自ら決勝2ランを放った右腕にカナダメディア「Bar Down」は「ネクスト・ショウヘイオオタニ」と称賛している。

 記事では21日の盛岡四戦で公式戦最速タイ160キロをマークし延長12回21奪三振2失点、打っては右翼席へ決勝2ランを放った試合を紹介し「日本のトッププロスペクトであり、現在彼の才能に磨きをかけているところである。そして彼は、オオタニやユウ・ダルビッシュ、マサヒロ・タナカの足跡を辿って間もなくMLBへと進出する可能性もある」と紹介。

 延長12回で194球を投げ抜いたスタミナも評価しつつ「信じられないほどの才能が存分に発揮された。彼は8回になってもほぼ100マイル(約161キロ)に達していた」とレポートしている。

 打っても試合を決めるアーチを放った佐々木に「オオタニ同様、彼はバットでも危険な存在である」と二刀流で活躍する大谷と比較し「この天才の肩が壊れないこと、そして彼が北アメリカまでその才能を持ち込み、MLBでプレーすることを祈ろうではないか」と、故障を危惧しながらも近い将来メジャーで活躍することを期待している。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY