2020年LAオールスター戦のロゴを発表 ド軍本拠地は108億円改修へ
カーショー「とても楽しみにしているし、プレーできるよう頑張る」
2020年に開催される第91回オールスターゲームの公式ロゴの発表セレモニーが23日、ドジャースタジアムで行われた。
セレモニーには大リーグ機構(MLB)コミッショナーを務めるロバート・マンフレッド氏をはじめ、ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティー氏、ドジャース元監督のトミー・ラソーダ氏、フェルナンド・バレンズエラさんらOBが列席。ドジャースからはデーブ・ロバーツ監督、クレイトン・カーショー投手、ジャスティン・ターナー内野手、コーディ・ベリンジャー外野手ら現役選手も参加した。司会はレジェンド、ビン・スカリーさんが務めた。
オールスター戦選出8度を誇るカーショーは、「オールスターゲームをプレーする側からの印象として、まず監督室に呼ばれチームに加わることを教えてもらってから、すでにどれだけ特別なのかはここにいる全員が分かってくれることだと思う。たくさんのファンの前で紹介され、プレーできることはとてもスペシャルだよ。来年この球場で開催されることになり想像できないけど、ここに集まっている選手をはじめ、クラブハウスにいる選手全員がプレーできるように頑張ると思う。ドジャースタジアムやここに集まってくれるファンは唯一無二の存在だからね。とても楽しみにしているし、プレーできるよう頑張るし、ロバーツもまた監督として出られるように頑張りたい」と選出に意欲を燃やした。
ドジャースタジアムでの球宴開催は1980年以来40年ぶり。セレモニー中にはスタン・カスティン球団社長から1億ドル(約108億円)をかけてのスタジアムを改修する計画も同時に発表された。
マンフレッドMLBコミッショー「今ドジャースでオールスターゲームを開催するには、とてもいい時期なんではないかと思っている。とてもいいリーダーシップのもと2回もワールドシリーズへ進出したし、それと同様にこの伝統的な球場を維持しながらも新しい技術を取り組んできたことは本当に素晴らしい。この発表式は1年後の試合に向けてLAの野球に対する楽しみを増すことになると思う。1980年以来の開催となるが、時代も変わり野球も変わっている。5日間はもはやお祝い、お祭りのようなもので、世界で最高峰の試合だと思っている。ホームランダービーをはじめいろんなイベントもあるしね。何よりも大切なのはなにが残るか。LAでは青少年のためのプロジェクトに力を入れるため、今後のコミュニティーのためにもなるだろう。まず、今日集まってくれた現・旧選手たちにも感謝している。そしてもちろん市長やほかの関係者にもとても感謝しているので、2020年を楽しみにしているよ」
ロサンゼルス・ガルセッティ市長「Vin(司会のスカリー氏)に紹介していただき、本当に光栄に思う。彼は我々だけでなくLA、そして野球を愛している人たちの友達でもあるからね。ここにいらしてくださった皆さんを最高のチームの最高の球場で最高の町へ歓迎したいと思います。考えてみてください。ここドジャーススタジアムでは歴史を刻むだけでなくどんどん作っている。今日は私たちの歴史を刻む第1日となっている。
みんなそれぞれの思い入れや思い出があるからこそもっと特別なんだと思う。ここでプレーする選手たちは本当にたくさんの人のロールモデルとなっている。フェルナンドをはじめ、たくさんの選手が歴史を作ってきてくれて、今日の見たことないほどの最高峰のチームもできている。もちろんギブソンのホームランも忘れられないしね。Vinが言った通り絶対にありえないと誰もが思っていた瞬間に不可能を可能になった。そして、それはチームだけでなく、LA全体のDNAに流れている。だからこの町に感謝したい。警備を行っているLAPDの警察官たちもね。ここはスポーツの首都といっても過言ではない。どこよりも多くオリンピック。パラリンピックの選手を輩出している。ここの球場は世界のどの球場よりも多くファンが観戦できる場所であるのも間違いない。
ここにはたくさんの歴史が刻まれていて、オリンピック開催地を選ぶ際にこの球場を見てもらった。たくさんの思い出がこの球場で作られていく。もちろんたくさんのスポーツ行事が企画されていく中で、2020年に世界の最高の選手たちがこの地に集まりプレーすること、すでにほとんどの選手はここにいるけどね。ここは優れたインフラストラクチャーと才能を持っている人の集まりだから大々的なイベントは任せてください。オスカーからMLBのオールスターゲームまでね。この試合を開催するにあたって頑張ってくれた皆様に感謝しています」
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)