入社1年目のJFE東日本・今川が躍動「若獅子賞をもらった人はプロに行くと…」

目標は来年のドラフトでのプロ入り「また全国の舞台で活躍したい」

 入団テストを受けた今川はシート打撃で元DeNAの須田と対戦。3打数2安打と猛アピールし、入社が決まった。「あの日、須田さんから打っていなければ僕はここにはいない」。こうして今川の社会人野球キャリアは始まった。「落合監督には自由にやらせてもらっています。恩返しをしたかった」。入社して1年目で迎えた都市対抗の決勝で、最高の結果を出して期待に応えた。

 20日の明治安田生命戦では4打数無安打に終わり、試合後にウエートルームにこもって素振りを繰り返した。試合中の映像をチェックすると、バッティングフォームの重心がいつもより後ろに残ってしまっていることに気が付いた。「ホームランも出ていなかったし、結果が欲しくて(崩れてしまった)。僕は積極的に、ガンガンいかないと」と思い切りのいいスイングを取り戻した。迎えた22日のパナソニック戦では3安打猛打賞を記録。そして24日の東芝との準決勝では待望の大会1号が飛び出し、この日の決勝戦へ弾みをつけた。

 走攻守全てでレベルアップをはかり、来年のドラフトでのプロ入りが目標だ。2016年の第87回大会では、若獅子賞を受賞した3選手が全員翌年のドラフト会議で指名を受けプロの世界に飛び込んだ例もある。翌年のドラフト解禁イヤーに向けて今川は「少しでもいいアピールができた」と手応えを感じる一方で、「まだまだできた。首位打者も獲りたかったし、もっとバッティングを磨いて、守備走塁も含めて少しずつ成長したい」と向上心は尽きない。「今年の秋も選手権があるので、また全国の舞台で活躍したい」と秋の主役候補に早くも名乗りをあげていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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