京都フローラが春夏連覇を達成! 埼玉アストライアが2位確定

7月21日の第2試合で勝利し京都フローラの夏季リーグ優勝が決定

 7月21日にも愛知・一宮市営球場で2試合が行われ、第1試合では埼玉アストライアが3-1で京都フローラに勝利した。

 埼玉アストライアは初回、1番の中田が四球を選ぶと、盗塁と暴投で三塁へ。続く只埜の犠飛で先制に成功した。本塁クロスプレーとなり、一度はタッチアウトの判定だったが、大山監督のリクエストによるリプレー検証の末に判定が覆った。その後は両チーム無得点が続いたが、6回にみなみ、泉由希菜の連打で好機を作り、代打の御山が右翼の頭上を大きく越える2点適時二塁打。埼玉アストライアが大きな追加点を奪った。

 京都フローラは7回無死二、三塁で6番三原の犠飛を放ったが、反撃はこの1点止まり。埼玉アストライアの古谷が粘り、アストライアが連敗を6で止めた。御山は試合後「みんなが繋いでくれたチャンス、数少ないチャンスを物にできてよかったです」と初ヒロインで語った。一方の京都フローラは、痛い2連敗となり、リーグ優勝はお預けになった。

 第2試合では京都フローラが愛知ディオーネを2-1で勝利し、夏季リーグ優勝、春夏連覇を決めた。京都フローラは女子野球界のレジェンド小西美加が先発し、対する愛知ディオーネは左腕の笹沼菜奈がマウンドへ。試合が動いたのは3回。京都フローラは1死一、二塁の場面でダブルスチールを仕掛けて、二、三塁としたところで、2番厚ヶ瀬が右前適時打を放ち先制した。

 勝利すれば優勝が決まる中、先発の小西は3回まで無安打と好投すると、京都フローラは6回2死二塁で、4番岩谷が中堅の頭上を越える適時打を放って待望の追加点を奪った。最終回に1点を返されたものの、最後は守護神・森が踏ん張って逃げ切った。この勝利により、京都フローラは夏季リーグ優勝を決め、春夏連覇で女王決定戦の切符を手に入れた。

 先発の小西は6回1/3を投げ74球という省エネピッチングで3安打1失点の好投。森はこれで今シーズン14セーブ。シーズン新記録まであと2となった。夏季リーグ制覇を果たした川口監督は
「先発の小西投手は立ち上がりから丁寧なピッチングが出来ていたと思います。6回までの内容は完璧でした。この大一番でのピッチングはさすがだと思います。ピンチから登板した森投手は初球から気持ちのこもった投球をしてくれました。抑えとしてとても頼りになる守護神だと思います。夏季リーグで優勝することができ、次の試合に向け準備していきます」と秋季リーグに向けて意気込みを語った。

7月23日は埼玉アストライアがダブルヘッダーに連勝

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