「鷹の祭典」は3発13安打9得点の快勝締め 工藤監督「先制点が大きかった」
6回の守りから栗原を左翼の守備へ「いずれ使いたいと」
■ソフトバンク 9-2 オリックス(28日・ヤフオクドーム)
28日、ソフトバンクは快勝で最下位オリックス相手の同一カード3連敗を免れるとともに、本拠地での「鷹の祭典」最終日を3発13安打9得点というド派手な打撃ショーで締めくくった。
ソフトバンクは初回に松田宣浩の2点タイムリー、2回に甲斐拓也のタイムリーで3点のリードを奪うと、そこから2回に上林誠知、3回にデスパイネ、4回に今宮健太と3イニング連続の2ラン共演。大量援護をもらったミランダは6回を3安打無失点に抑えて4勝目を挙げた。
試合後の工藤公康監督は「先制点が大きかったですね。松田くんは2アウトから粘り強く追いかけてよく打ってくれました。(その前の)内川くんも(竹安との)相性なのかよく打ってくれたと思います」と初回の2点を振り返った。
2回の上林の2ランについても「逆方向に出たのが良かったですね。これで調子が上がってくれればいいと思います」と称賛。また、5回に代走として出場した栗原陵矢を6回の守りから左翼守備に就かせるなど、新たなオプションも試した。
「いずれ使いたいという思いはありましたが、こういう日に使えてよかったと思います。長谷川君がフルにということではないので、いろんなバリエーションを作りたかったというのはあります。普通にやっていたと思いますし、自信にしてくれたらいいですね」
またミランダについては「今日はボールも走っていましたし、ストレートのコントロールも良かった。次につながると思います」と称えた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)