西武、カスティーヨに“戦力外通告” 渡辺GM「1軍の戦力としては難しいと判断」
ウエーバー公示の手続きを申請、西武は補強なし「アジャストできる選手が見当たらなかった」
西武は31日、ファビオ・カスティーヨ投手についてウエーバー公示の手続きを申請したと発表した。渡辺久信球団本部ゼネラルマネージャーは所沢市内の球団事務所で会見を開き、この日の午後に本人に戦力外通告の旨を通達したことを明かした。
カスティーヨは昨季、西武に加入。1年目は20試合登板で7勝4敗3セーブ1ホールド、防御率4.48の成績。7月に右肘の張りを訴えて出場選手登録を抹消され、そのままシーズンを終えると、11月に右肘のクリーニング手術を受けた。
今季は1軍登板はなし。イースタン・リーグでも1試合に登板したのみだった。リハビリを行い復帰の道を探していたが、渡辺GMは「なかなかいい兆しとはならず、1軍の戦力としては難しいと判断した」と説明した。
この日が補強期限の最終日となったが、西武は特に大きな補強なく残りのシーズンを戦うことになる。渡辺GMは「うちは(補強ポイントは)ピッチャーなのでね。1軍ですぐにアジャストできる選手が見当たらなかった」と国内外で投手の獲得を模索したものの、獲得には至らなかったことも会見の中で明かした。
(安藤かなみ / Kanami Ando)