2打席連発の侍4番・高橋は清宮2世!? 父は元ラガーマン「自分で切り拓いて」
花巻市出身だが西武ファンで憧れは秋山、シーズン最多安打記録更新が夢
プロを目指す高橋を「自分の好きなことをやってほしいなと思う」と応援し、自宅ではパイプを組み立ててネットを張った自家製練習場でティー打撃を行っている。花巻東高から世界に羽ばたいたエンゼルス・大谷翔平投手やマリナーズ・菊池雄星投手を輩出した岩手県出身。しかも、メジャーリーガー2人が高校時代を過ごした花巻市出身の高橋だが、実は西武ファン。憧れは秋山翔吾外野手で、「ずっとこだわってますね」というほどの大ファンだ。ヒットを量産するスタイルに憧れ、秋山が2015年に記録したシーズン最多安打記録(216本)を超えることを夢に描いている。
清海さんは息子の性格について「人と喋るのが好きみたいで。仁志監督に怒られなきゃいいなと思っています」と心配するが、指揮官は「いつもニコニコしてるんですけど、理解力もある」と高評価。「秋山とはちょっと違うけど……。パワーはあると思います」と信頼を置く。
高橋はオープニングラウンド終了時点で9打数6安打、打率.667、2本塁打、8打点の好成績。その身体能力の高さには、フッカー、ナンバー8とラグビーの花形ポジションで活躍した父の遺伝子が確実に受け継がれている。台南まで応援に駆け付け、息子の背ネーム入りのレプリカを着て応援する両親に、U-12初の世界一を届けられるか注目だ。
(工藤慶大 / Keita Kudo)