阪神勝ち越し、北條同点弾&マルテ決勝打 藤浪は8四死球1失点で勝敗つかず

阪神・藤浪晋太郎【写真:荒川祐史】
阪神・藤浪晋太郎【写真:荒川祐史】

藤浪は木下に2打席連続死球など与えるも1失点、降板時には甲子園が大きな拍手

■阪神 3-2 中日(1日・甲子園)

 阪神は1日、本拠地・中日戦に3-2で逆転勝ち。カード勝ち越しを決めた。藤浪が今季初登板初先発し、4回1/3を102球、4安打8四死球3奪三振1失点。1点のリードを許したまま降板したが、5回に北條が同点の3号ソロを放つと、6回にはマルテが決勝タイムリーを放った。

 藤浪は初回、3四球で2死満塁のピンチを招くも無失点。2回は先頭の京田に四球、続く木下には146キロの直球が内角高めに抜けて死球となったが、後続を断った。3回も無失点。4回は無死一塁から木下へのスライダーが抜け、2打席連続死球となったが、最後は2死二、三塁から平田を二飛に仕留めた。

 5回は先頭・大島に四球を与え、アルモンテは中前打で無死一、三塁。ビシエドは左犠飛で先制を許すと、続く阿部にフルカウントから四球を与えたところで降板。8四死球でマウンドを降りたが、甲子園はダグアウトに戻る藤浪に大きな拍手を送った。

 すると、1点を追う直後の攻撃では1死走者なしで北條が中日先発ロメロの外角高めへの直球をとらえ、レフトスタンドに運ぶ同点ソロ。藤浪の黒星を消すと、6回にはマルテが2死三塁でセンターへ抜ける勝ち越しのタイムリーを放った。救援陣がリードを守ると、8回には梅野のタイムリーで貴重な追加点を奪取。9回は藤川が1失点も今季3セーブ目を挙げ、カード勝ち越しを決めた。

 中日はロメロが6回2安打の力投も打線が1点どまり。敵地で阪神に負け越した。

(Full-Count編集部)

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