DeNA筒香、4番で3戦無安打 9回に交代もラミレス監督「守備を考えただけ」
同一カード3連勝はならず、5回無死満塁で無得点「ターニングポイントだった」
■ヤクルト 4-2 横浜(1日・横浜)
DeNAは1日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に2-4で敗れた。先発の大貫が3回途中3失点で降板と試合を作れず、打線は9安打を放ったが、5回の無死満塁の好機に無得点に終わるなど、2点しか奪えなかった。同一カード3連勝を逃し、ラミレス監督は「今日の試合の結果は変えることができない。明日、またしっかり準備して頑張る」と気持ちを切り替えた。
3回途中で降板した大貫について、ラミレス監督は「もともと対左打者の被打率が悪い上に、それまで打たれた6安打中5安打が左だった。あのまま投げてもヤクルトの勢いを止められないと思った」と交代の理由を説明した。攻撃面では5回の逸機を「今日の試合のターニングポイントだった」としたが、「ウチのベストの打者で得点ができなかったのだから仕方ない」と、選手を責めることはなかった。
4番に復帰後、3試合ノーヒットとなった筒香を9回の守備で交代させたが、「打席も回らない確率が高いし、守備を考えただけ」と特別な意味はなかったとし、「いい時もあれば悪い時もあるのが野球というもの。また打ち始めてくれると思う」と復調に期待した。
2日からは首位巨人との直接対決となるが、広島に敗れた巨人とのゲーム差3.5を縮めることができなかった。大事な決戦を前に痛い1敗となったが、指揮官は「明日からの巨人との試合は、今季ここまでで一番重要な3連戦になる」と闘志を燃やしていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)