日ハム中田、好機で執念のヘッスラも…浅村の美技を称える「ナイスプレー」

日本ハム・中田翔【写真:石川加奈子】
日本ハム・中田翔【写真:石川加奈子】

10残塁と好機で1本が出ず「思ったよりもついてない」

■楽天 3-1 日本ハム(1日・札幌ドーム) 

 日本ハムは1日、本拠地で楽天に1-3で敗れ、首位ソフトバンクとのゲーム差が「1.5」に広がった。

 7安打と5四球で塁上を賑わせながら好機にあと1本が出なかった。象徴的だったのは、1-2で迎えた7回2死二塁の場面だ。中田翔内野手がハーマンの足元へ強烈な当たりをはじき返し、打球はそのまま中前に抜けるかと思われた。だが、二塁ベース寄りに守っていた浅村が追いつき、体を反転させながら一塁へワンバウンドのストライク送球。「(浅村が)捕るところが見えたので、自然に反応していた」という主砲の執念のヘッドスライディングも実らなかった。

 試合後は「ナイスプレー」と浅村のファインプレーを称えた中田。「思ったよりもついてない。バウンドが最後(二塁ベース手前の土の部分で)跳ねたしね。有原を勝たせてあげたかった」と悔しさをにじませた。

 楽天のエース則本昂を攻略した前日から一転、この日は適時打はなく、10残塁と不完全燃焼の試合になかった。「仕方がない。明日も変わらずにやっていく」と前を向いた中田。ヘッドスライディングを見せた気迫をそのままソフトバンクとの首位攻防戦にぶつける。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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