元Gマイコラス、“捕球妨害”でAロッド級の悪者?「あの有名な引っ叩き行為を…」
Aロッドは2004年ア・リーグ優勝決定シリーズで走塁中に相手グラブを叩き物議を醸す
■カブス 2-0 カージナルス(日本時間1日・セントルイス)
元巨人のカージナルス、マイルズ・マイコラス投手が7月31日(日本時間1日)の本拠地カブス戦で見せた走塁が物議を醸している。セーフティバントを決めた際、ベースカバーに入った二塁手ボートの左腕を左手で触り、捕球を妨害するような仕草を見せたことから米メディアやファンが批判。米ヤフースポーツは「マイルズ・マイコラスが、あの有名なAロッドの引っ叩き行為をやってのけようとした」と注目している。
通算696本塁打、3115安打など輝かしい実績を誇るアレックス・ロドリゲス氏。現在は米スポーツ「ESPN」で解説者を務める人気者だが、現役晩年は禁止薬物の使用で出場停止処分を受けるなどダーティーなイメージだった。同メディアは「アレックス・ロドリゲスが悪者だった時代を覚えているだろうか?」として、2004年10月19日のレッドソックスとのア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦をピックアップ。この試合でA・ロッドはゴロを打って一塁へ走る際に、自身にタッチしようとした投手のグラブをはたき、守備妨害でアウトになった。このプレーは波紋を呼んで、Aロッドは大バッシングを受けた。
同メディアは「当時のAロッドの悪徳な経歴書の中でも最上位に入る事柄の1つ」と振り返り、マイコラスの“捕球妨害”と比較。マイコラスの方が「遥かにさりげなかった」と伝えている。それでも、「妨害されなければ(一塁ベースカバーに入った二塁の)ボートはあの的外れな送球をすくいあげられる可能性が更に高かったと、考えずにはいられない。これは結果的に影響はなかったが、それでもマイコラスの行為はルール違反だ」とマイコラスを断罪している。
マイコラスは試合後に仕方ない動きだったと説明したが、ファンから「卑劣」などと非難が殺到している。不穏な空気を快投で黙らせたいところだ。
(Full-Count編集部)