飲酒運転事故&逃走の姜正浩が“戦力外” 注目の新天地は日本球界も?
米移籍情報サイト「母国の韓国に戻ること、ほかのアジアのリーグでプレーすることも考えられる」
パイレーツは2日(日本時間3日)、韓国人の姜正浩内野手をメジャー出場の前提となる40人枠から外し、事実上の戦力外としたと発表した。2016年オフに母国・韓国で飲酒運転の末に事故を起こした32歳は昨季終盤に2年ぶりにメジャー復帰。今季は65試合出場し、打率.169、10本塁打、24打点、OPS(出塁率+長打率).617と不振だった。
姜正浩はメジャーデビューから2シーズンで好成績を残し、2017年は三塁のレギュラー候補と期待されていたが、2016年12月に母国・韓国で飲酒運転で事故を起こした。事故後に現場から一時離れた姜正浩は当初、同乗者が運転していたと主張するなどして批判を浴び、第4回WBCの韓国代表メンバーから除外。過去にも飲酒運転をしていたことから米国の就労ビザが発給されず2017年シーズンは棒に振り、昨季終盤戦でメジャー復帰。今季は年俸300万ドル(約3億2000万円)プラス出来高で再契約していた。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」は“お騒がせ男”の今後の去就に注目。「パイレーツ復帰後、フィールド外でより責任感を持って行動している。しかし、打席で以前のような良い成績を残せていない」、「驚きの成績下降である」と“衰え”を指摘。続けて「カンのキャリアが今後どうなるかは分からない。この32歳にはまだパワーがあるため、MLBチームでプレーする可能性はあるかもしれない(マイナー契約の可能性が高い)。ここでの機会が十分でないのであれば、母国の韓国に戻ること、ほかのアジアのリーグでプレーすることも考えられる」と伝えている。
(Full-Count編集部)