出場停止中のレッズ監督がスタンドから観戦、ファンに見つかり途中で断念
「監督がいる!」 ファンの声に観戦断念、テレビ観戦に切り替え
大リーグ機構(MLB)から出場停止処分を受けているレッズのデビッド・ベル監督が、1日(日本時間2日)に敵地のサントラスト・パークで行われたブレーブス戦をスタンド観戦しようとしたが、ファンに話しかけられたり、写真を撮られたりしたために断念したとAP通信が伝えた。ベル監督は7月30日(日本時間31日)のパイレーツ戦の8回に審判の判定に抗議をして退場処分を受けた。ところが、9回に両軍による乱闘が起きた際に球場内に“乱入”。この行為によって6試合の出場停止処分を受けていた。
ベル監督はAPの取材に「最初に外野席に行った。席に着いたら、すぐに話しかけられた。席を移動しようとしたら、『監督がいる!』という声が聞こえた。ここで試合は見られないと理解したよ」と答えた。その後は球場の外野席後方にあるホテルでテレビ観戦するなどした。悪天候のため7回コールドで敗れた試合をテレビで見届けた後、チームが宿泊するホテルに戻ったという。「球場にいるならスタンドでしか試合を見られないからね。面白い経験だったが、大変だったよ」と振り返った。
ベル監督が不在中、フレディ・ベナビデスコーチが指揮を執っている。「信頼できる人にチームを任せているので心配はしていないが、私にとっては本当に厳しい状況だよ」としたが、出場停止中の観戦方法を見つけたという。「携帯電話にMLBのアプリをインストールした。なぜこれを思いつかなかったのか。これでどこにいても試合が見られる。もう大丈夫だ」と気を取り直していた。
(Full-Count編集部=AP)