飲酒運転事故&逃走の姜正浩、パイレーツ“戦力外”に「申し訳ないと思っている」
メジャー出場の前提となる40人枠から外れた姜正浩
2日にパイレーツのメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、事実上の戦力外となった韓国人の姜正浩内野手。今季は大不振に陥り、65試合に出場して打率.169、10本塁打24打点と奮わず、ついにDFAとなり、MLB公式サイトによると「申し訳ないと思っている」と語っている。
2015年にメジャーデビューを果たした姜正浩は、ルーキーイヤーで126試合に出場して打率.287、15本塁打58打点の成績をマーク。2年目の2016年も打率.255ながら、前年を上回る21本塁打62打点を記録した。メジャーデビューから2シーズンで好成績を残し、2017年は三塁のレギュラー候補と期待されたが、2016年12月に母国・韓国で飲酒運転で事故を起こした。
事故後に現場から一時離れた姜正浩は当初、同乗者が運転していたと主張するなどして批判を浴び、第4回WBCの韓国代表メンバーから除外。過去にも飲酒運転をしていたことから米国の就労ビザが発給されず2017年シーズンは棒に振り、昨季終盤にようやくメジャー復帰。今季は年俸300万ドル(約3億2000万円)プラス出来高で再契約していた。
MLB公式サイトは、姜正浩のコメントを紹介。「予想はしていなかったけど、今シーズン僕は本当に良いプレーができていたわけではなかった。チーム、監督、ファン、そしてパイレーツにかかわるあらゆる人たちに対して、間違いなく申し訳ないと思っている」と語り、パイレーツのファンや首脳陣に対して謝罪している。
また、メジャーで4シーズンの間プレーしたことへの感謝の思いも。「韓国でプレーしていた時から、メジャーリーガーになるのが私の夢だった。パイレーツの一員として、メジャーリーグで初めてプレーしたことは、決して忘れることはできない」と語り、MLBでプレーするという夢が叶ったことを喜んでいた。
(Full-Count編集部)