菊池雄星、4年71億円“価値”に米メディア疑問符 「見込んだほどの成果を生んでいない」
ここまで23試合に登板し4勝8敗、防御率5.49と苦しい投球が続いている
マリナーズの菊池雄星投手はここまで23試合に登板し4勝8敗、防御率5.49と苦しんでいる。前回登板の2日(日本時間3日)アストロズ戦で4回4被弾を浴び6失点で敗戦投手となり、被本塁打28本はメジャーワーストとなった。米メディアはルーキー左腕を「見込んだほどの成果を生んでいない」と厳しい評価を下している。
「菊池の困難なスタート」
こう見出しでメジャー挑戦1年目で苦しむ菊池を伝えたのはメジャーリーグの移籍情報サイト「トレード・ルーモア」だった。
昨オフにマリナーズが期待を込め獲得した日本人左腕はここまで大きく負け越し、防御率も5.49と結果を残せいていない。記事では4年6600万ドル(約71億2340万円)の大型契約を結んだマリナーズに「この投資は今のところ見込んだほどの成果を生んでいない」と伝えている。
被本塁打28本を記録するなど一発を浴びる場面を指摘し「彼が打たれたフライボールの20.1%は本塁打で9回を投げて打たれる本塁打の平均数は2.14本である」と、被本塁打率が今季MLBワーストを記録したことに言及。ダルビッシュ、田中、大谷に比べ「空振りを奪うことに秀でているわけではない」としている。
まだまだ成長過程ともいえる1年目のシーズンだが「褒められるようなところはあまりない。そして、マリナーズが昨年のシーズンオフに鳴り物入りで彼を迎えた時、こうなるとは考えていなかっただろう」と、球団が期待した投球を未だ見せられていない現状をレポート。それでも、サービス監督は「成長過程のシーズン、学んでいく」と、今後の菊池の飛躍に期待を込めている。
次回登板は7日(同8日)の本拠地パドレス戦が有力。6月23日(同24日)のオリオールズ戦以来となる5勝目を手にすることはできるか。米メディアを黙らせる復活の投球に期待がかかる。
(Full-Count編集部)