DeNAラミレス監督、完封勝利にご満悦 「チームが一体となってのいい勝利」
6回11奪三振、無失点の好投を見せた浜口に「非常にいいピッチング」
■DeNA 4-0 広島(7日・マツダスタジアム)
DeNAは7日、マツダスタジアムで行われた広島戦に4-0で勝利した。先発の浜口が6回11奪三振の快投で6勝目。リリーフ陣も広島に得点を許さず完封リレーを演じた。打線はソトの先制29号2ランなど、先制、中押し、ダメ押しと効果的に4点を奪った。ラミレス監督は「チームが一体となってのいい勝利だった」と、快勝に笑顔を見せた。
今季の5勝中、4勝がビジターでの勝利という浜口が今季初登板となったマツダスタジアムで圧巻の投球を見せた。3回の3者三振など、6回まで毎回の11奪三振で、好調の広島打線を散発の4安打に封じ込めた。ラミレス監督は「チェンジアップと速球の見事なコンビネーションで、非常にいいピッチングをしてくれた」と、6勝目をマークした左腕を称賛した。
打線はジョンソンから、ソトの29号2ランなどで5回までに3点を奪った。指揮官が「今年もホームランキングの彼を脅かすような選手はいないと思っていた。本当だったら、今の時期で35本ぐらい打っていてもおかしくない。今年も間違いなく30本塁打以上は打ってくれる、それぐらいの選手」と、今季対戦防御率1.59と苦手にしていた左腕を攻略した大砲に絶大な信頼を示した。
敵地での3位広島との直接対決の初戦を落としたが、1勝1敗として7カード連続勝ち越しの可能性を残した。首位巨人が勝ったため、0.5ゲーム差は変わらないが、8日の結果次第では首位浮上の可能性もある。ラミレス監督は「仮に明日負けたとしても、2位の座はキープできるし、勝てば首位の可能性もある。そういう意味では非常に大きい1勝だった」と、今季1勝5敗と苦手としていた球場での勝利を喜んだ。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)