生命の危機から見事復活 ロッテ新外国人マーティン直撃インタ「人生はどう転ぶか…」

入団直後に披露した強肩が話題に「本当に?(笑) うれしいね!」

――NPBやロッテに関する情報は、事前に手に入れていましたか?

「ソフトバンクにいるデスパイネやミランダとは、たまに連絡を取っていて、日本の野球について話を聞いたことはあったね。レンジャーズ時代には上原(浩治)、建山(義紀)、ダルビッシュ(有)とチームメートだったし、マリナーズでは岩隈(久志)ともプレーしたこともある。デスパイネに『もしかしたら日本でプレーすることになるかもしれない』と伝えた時には、少し驚いたみたいだけど喜んでくれたよ」

――昨年は7月31日タイガースからインディアンスにトレードされた直後、予期せぬ細菌感染症に罹り、入院生活を余儀なくされました。生命が脅かされる、文字通り“絶体絶命”のピンチから見事なカムバックでしたね。

「一時は命が危ないって言われたんだけど、何とかそれを乗り越えて、退院することができた。ドクターから運動していいという許可が出た後は、絶対にもう一度メジャーでプレーするんだって決意して、猛トレーニングを重ねたんだ。自分はやれるっていうことを証明できたと思う。今は身体に何の問題もなくプレーに集中できているよ」

――ロッテでは、ここまで8試合に出場して3本塁打11打点1盗塁、打率.318の活躍です(8月5日現在)。早くも勝利に貢献しています。

「チームが強力なサポート体制を敷いてくれるおかげで、新しい環境にスムーズに順応できていると思う。チームメートも喜んで迎え入れてくれて、いろいろ手助けしてくれる。井口(資仁)監督をはじめコーチもよく声を掛けてくれるし、僕のやりやすいように調整させてもらっているんだ。ここまでホームランが3本出ているのはラッキーだけど(笑)、自分の長所はスピードと守備。勝利に貢献してファンを喜ばせたいね」

――ファンはすでに、その強肩の虜になっていると思いますよ。本塁への超ナイススローは何度もテレビで紹介されていました。

「本当に?(笑) うれしいね! 肩の強さは、間違いなく僕の武器。少しでも投手を助けるプレーができるように頑張るよ」

日本の猛暑もなんのその「キューバの方がもっと湿気があって重い暑さだった」

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