ロッテ東妻、母校・智弁和歌山の初戦突破に貢献した実弟に「よー打つな」

ロッテ・東妻勇輔【写真:荒川祐史】
ロッテ・東妻勇輔【写真:荒川祐史】

智弁和歌山の弟・純平は初戦で3安打2打点「打順が6番に下がったことが良かったかなと」

 ロッテ・東妻勇輔投手が8日、夏の甲子園で初戦突破した母校・智弁和歌山高の後輩たちを祝福した。

 智弁和歌山は米子東に快勝。試合前練習を終え、颯爽と引き上げてきた東妻は待ち受ける報道陣の姿に何かを察して立ち止まった。母校の勝利についての質問に「見てましたよ。早起きして、ホテルで」と笑顔。弟の東妻純平(3年)は「6番・捕手」で出場。4打数3安打2打点と大活躍を見せた。「よー打つなと。(打順が)6番に下がったことが良かったのかなと。いい場面でよく回ってきていました」。笑顔を見せながら、弟の活躍について、嬉しそうに振り返った。

 今年のチームに在籍する生徒たちは、昨年教育実習で母校に赴任した際、教えたことのある世代も多いという。「余計に応援したくなりますね」と、特別な思いを持って後輩たちの活躍を見守っている。甲子園出場といえば、後輩たちへの差し入れ。広島・林晃太などに連絡してかぶらないように「ボールを10ケースほど」を贈った。ちなみに林はゼリーを差し入れしたという。

 智弁和歌山の次戦の相手は明徳義塾(高知)だ。「明徳は選抜(2014年・第86回大会)で僕らがやられている相手なので、リベンジではないですけと、勝ってくれたら嬉しいですね」と、次戦へ向けてエールを送った。自身も8月1日の楽天戦でプロ初勝利を挙げ、着実にステップを踏んでいるルーキー右腕は、後輩たちの活躍も刺激に変えて、この夏チームの勝利のために邁進する。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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