ホークス千賀は日ハム3戦全勝! 西武山川は鷹キラー9発…パ選手の“お得意様”は?
ロッテレアードは“レオ寿司”がお好き?対西武戦5本塁打
・ロッテ
二木康太投手
対楽天:3試合 1勝0敗 19.2回 19奪三振 防御率0.92
岩下大輝投手
対オリックス:5試合 1勝0敗 29.2回 24奪三振 防御率1.52
石川歩投手
対西武:3試合 1勝0敗1ホールド 9回 7奪三振 防御率1.00
西野勇士投手
対西武:7試合 0勝0敗ホールド1セーブ 7回 7奪三振 防御率0.00
チェン投手
対西武:7試合 0勝0敗1ホールド 11回 7奪三振 防御率0.00
荻野貴司外野手
対ソフトバンク:13試合 0本塁打 3打点 14安打 打率.341 出塁率.404
レアード内野手
対西武:17試合 5本塁打 13打点 24安打 打率.375 出塁率.438
清田育宏外野手
対ソフトバンク:10試合 2本塁打 4打点 10安打 打率.357 出塁率.455
対楽天:11試合 1本塁打 8打点 10安打 打率.357 出塁率.438
井上晴哉内野手
対ソフトバンク:10試合 6本塁打 14打点 15安打 打率.469 出塁率.585
二木は楽天戦で3度登板し、白星こそ1勝ながら防御率は0.92。相性がいいのは今季だけではなく、2017年は5試合で防御率1.97、2018年は4試合で防御率3.00と、例年得意としている傾向にあるようだ。岩下はオリックス戦で5試合登板して安定した投球を見せており、対戦防御率19.29と打ち込まれた昨季とは違った姿を示している。7試合、11イニングを自責点0に抑えているチェンをはじめ、西武に強い投手が多いのも特徴か。
野手陣ではレアードが西武から高打率に加えて5本塁打を記録しており、寿司ボーイにとっては文字通りの“お得意様”と言えそう。また、ソフトバンクに対して打率.469、6本塁打と打ちまくっている井上をはじめ、清田と荻野貴も好相性を示している。このあたりにも、チーム全体がホークスを得意としている理由の一端が見えてきそうだ。
相性面に目を向けると、レアードが西武の助っ人右腕2人、ニール、マーティンの両投手に対してそれぞれ3打数3安打と強さを見せ、対戦チーム別の好相性にもつなげている。荻野貴も平井克典投手(西武)に4打数4安打、澤田圭佑投手(オリックス)に3打数3安打とそれぞれ打率10割で、高橋光成投手(西武)に対しても7打数5安打の打率.714と多くの投手をカモに。鈴木大地内野手もエップラー投手(オリックス)を3打数3安打の打率10割、武田翔太投手(ソフトバンク)を4打数3安打の打率.750と、複数のお得意様を作っている。
■オリックス山本はホークス戦防御率1点台、吉田正は西武戦打率4割超え&6本塁打
・オリックス
山本由伸投手
対西武:2試合 1勝0敗 16回 16奪三振 防御率0.00
対ソフトバンク:5試合 2勝1敗 39.2回 39奪三振 防御率1.59
山岡泰輔投手
対楽天:6試合 5勝1敗 44回 43奪三振 防御率2.05
近藤大亮投手
対ソフトバンク:6試合 2勝0敗2ホールド 6.1回 7奪三振 防御率0.00
山崎福也投手
対日本ハム:6試合 0勝0敗 7.1回 5奪三振 防御率0.00
海田智行投手
対西武:5試合 0勝0敗2ホールド 5回 2奪三振 防御率0.00
吉田正尚外野手
対西武:15試合 6本塁打 11打点 21安打 打率.420 出塁率.525
福田周平内野手
対ソフトバンク:15試合 0本塁打 4打点 20安打 打率.339 出塁率.400
大城滉二内野手
対ロッテ:13試合 0本塁打 3打点 14安打 打率.368 出塁率.455
安達了一内野手
対ロッテ:5試合 0本塁打 1打点 6安打 打率.462 出塁率.533
マレーロ内野手
対ロッテ:6試合 1本塁打 5打点 7安打 打率.438 出塁率.500
山本はシーズン防御率1.89と相手を問わずに抜群の安定感を示しているが、西武には2試合で自責点0。ソフトバンクに対しても防御率1点台で、上位チームに対しても強さを見せているといえそうだ。山岡は7月末までに挙げた8勝のうち5勝を楽天戦だけで記録し、対戦防御率も2.05。対戦機会自体も他球団の倍以上となっており、今後もお得意様を相手に勝ち星を重ねていくことができるかに注目だ。
打線では吉田正が西武を相手に6本塁打、打率.420、出塁率.525と大暴れ。中でも多和田真三郎投手(西武)のことは12打数8安打2本塁打とカモにしており、今後も相性の良さを保っていけるか。また、大城、安達、マレーロとロッテを得意としている選手が多いのも特徴で、このあたりが対戦成績の勝ち越しにも寄与していそうだ。
吉田正は先述の多和田に加え、高橋光を5打数4安打の打率.800、美馬学投手(楽天)を12打数7安打の打率.583、ニール投手(西武)を6打数4安打の打率.667と、複数の投手を打ち込んで相性面でも存在感を発揮。多和田に対しては中川圭太内野手も7打数5安打の打率.714で、福田は大竹(ソフトバンク)を10打数7安打の打率.700、上沢直之投手(日本ハム)を4打数3安打の打率.750と得意にしている。